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限界効用

げんかいこうよう

ひとことで言うと

財を1単位追加消費したときに得られる効用の増加分で、消費量が増えるほど小さくなる。

解説

財の消費量を1単位追加したときの効用の増加分のこと。通常、消費量が増えるにつれて限界効用は逓減する(限界効用逓減の法則)。消費者の最適消費の条件は、各財の限界効用と価格の比が等しくなることである。

くわしく解説

限界効用とは、ある財の消費量を1単位だけ増加させたときに総効用がどれだけ増えるかを示す概念である。数学的には総効用を消費量で微分した値に相当する。重要な性質として「限界効用逓減の法則」があり、同じ財を消費し続けるほど追加1単位から得られる満足度は低下していく。例えば、空腹時の1杯目のラーメンは非常に美味しく感じるが、3杯目になると満足感は大きく減る。消費者の最適消費の条件は、各財の「限界効用÷価格」がすべての財で等しくなることであり、この条件は「加重限界効用均等の法則」と呼ばれる。試験では、限界効用逓減の法則が無差別曲線の原点に対する凸性の根拠となることも理解しておく必要がある。マーシャル的需要曲線の導出においても、限界効用と価格の関係が根底にある。

具体例で考えよう

空腹のとき、おにぎり1個目の満足感は非常に高いが、2個目、3個目と食べ続けると1個あたりの満足感はどんどん下がっていく。この「追加1個あたりの満足感の増加分」が限界効用であり、逓減していく様子がよく分かる例である。

試験対策ポイント

限界効用逓減の法則と無差別曲線の凸性の関係が頻出。最適消費条件「MUx/Px=MUy/Py」の式を正確に書けるようにすること。基数的効用と序数的効用の違いにも注意。

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