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不均衡

ふきんこう

ひとことで言うと

市場で需要量と供給量が一致していない状態で、超過需要または超過供給が生じている状況。

解説

市場において需要量と供給量が一致していない状態のこと。超過需要または超過供給が存在する。ケインズ経済学では不均衡状態が持続しうることを認め、政府介入の必要性を主張する。

くわしく解説

均衡とは需要量と供給量が一致した状態であるのに対し、不均衡とはその一致が達成されていない状態を指す。新古典派経済学では価格メカニズムが機能すれば不均衡は自動的に解消されると考えるが、ケインズ経済学では価格や賃金の硬直性から不均衡が持続しうると主張する。特に労働市場における不均衡(非自発的失業)が問題視され、政府や中央銀行による有効需要管理政策の必要性の根拠となる。IS-LM分析では生産物市場・貨幣市場双方が同時に均衡する点が重要であり、どちらかが不均衡であれば調整プロセスが働く。不均衡概念はケインズ経済学と古典派経済学の対立を理解する上でのキーワードである。

具体例で考えよう

不動産バブル崩壊後に土地の売り手は多いのに買い手が少なく、価格が下がっても取引が成立しない状態が続いた。これは市場の不均衡が価格調整で速やかに解消されないケースの典型例である。

試験対策ポイント

均衡と不均衡の区別、価格の伸縮性がある場合とない場合の調整の違いが問われやすい。ケインズ経済学が非自発的失業という不均衡の存在を前提とする点を押さえること。

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