独占企業の利潤最大化条件
どくせんきぎょうのりじゅんさいだいかじょうけん
ひとことで言うと
独占企業が利潤を最大化するために限界収入と限界費用を一致させる生産量決定の条件。
解説
独占企業が利潤を最大化する条件で、限界収入(MR)=限界費用(MC)が成立する点で最適生産量が決定される。独占企業は価格設定力を持つため、限界収入は価格を下回る。競争企業の利潤最大化条件との違いが試験で重要。
くわしく解説
独占企業の利潤最大化条件は、限界収入(MR)=限界費用(MC)が成立する点で最適生産量が決定されるというものである。完全競争市場では価格=限界収入=限界費用となるが、独占市場では企業が需要曲線全体に直面するため、追加的に1単位販売するには価格を引き下げる必要が生じる。そのため限界収入は常に価格(需要曲線)を下回り、MR曲線は需要曲線より急な傾きを持つ。利潤最大化はMR=MCの点で決まるが、価格は需要曲線上の水準(MCより高い)で設定される。この価格と限界費用の差がラーナーの独占度として表される。試験では、グラフ上でのMR・MC・需要曲線の関係と、均衡価格・生産量の読み取りが問われる。
具体例で考えよう
ある地域で唯一の水道事業者(独占)が料金を設定する場合、顧客を増やすには全顧客への料金を下げる必要がある。そのため追加収入(MR)は常に料金(P)を下回り、MR=MCの点で供給量が決まる。
試験対策ポイント
独占企業の利潤最大化:MR=MC(価格はP>MC)。完全競争ではP=MR=MCと対比させること。需要の価格弾力性εとラーナーの独占度(P-MC)/P=1/εの関係も重要。