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ディマンドプルインフレ

でぃまんどぷるいんふれ

ひとことで言うと

総需要の増大が原因で物価が上昇するインフレで、AD曲線の右方シフトとして表される需要側インフレ。

解説

総需要の増大が原因で発生するインフレーション。需要側の要因によるため、総需要曲線の右方シフトとして表される。コストプッシュインフレと対比して出題されることが多く、フィリップス曲線の分析にも関連する。

くわしく解説

ディマンドプルインフレとは、財・サービスに対する総需要が総供給を上回ることによって発生するインフレーションである。好景気による消費・投資の増加、拡張的財政政策による政府支出の増加、貨幣供給の拡大による信用膨張などが主な原因となる。AD-AS分析では総需要曲線(AD曲線)が右方にシフトすることで示される。完全雇用水準に近い経済では、需要増加が産出量の増加ではなく価格の上昇として現れやすい。フィリップス曲線の分析ではインフレ率と失業率のトレードオフとして関連する。コストプッシュインフレ(供給側の費用上昇によるインフレ)との対比で問われることが多く、両者はAD曲線・AS曲線のどちらがシフトするかで区別される。

具体例で考えよう

政府が大型景気対策として公共投資を大幅に増加させたところ、建設業を中心に需要が急増し、資材価格や人件費が上昇し始めた。需要の引き上げによってインフレが起きるこの状況がディマンドプルインフレの典型例である。

試験対策ポイント

ディマンドプルインフレ(AD曲線の右シフト)とコストプッシュインフレ(AS曲線の左上方シフト)の違いを図で説明できるようにすること。スタグフレーションはコストプッシュで説明される点を整理すること。フィリップス曲線との関係も問われる。

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