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デシル分析

でしるぶんせき

ひとことで言うと

顧客を購買金額の大きい順に10等分し、各グループの売上貢献度を把握する簡易的な顧客分析手法。

解説

顧客を購買金額の高い順に10等分し、各グループ(デシル)の購買金額構成比や累積構成比を分析する手法。上位顧客の貢献度を把握し、優良顧客の維持・育成策の立案に活用する。RFM分析と比較して簡易的な顧客分析手法である。

くわしく解説

デシル分析は顧客全体を購買金額の高い順に並べて10等分(デシル1が上位10%、デシル10が下位10%)し、各グループの売上金額・売上構成比・累積構成比を算出することで顧客の購買行動の分布を把握する手法である。パレートの法則(80:20の法則)を応用した分析であり、多くの場合上位2〜3デシル(20〜30%の顧客)が売上の70〜80%を占めるという偏りが確認される。この結果を踏まえて優良顧客への重点投資(ゴールド会員制度・優先サポートなど)と下位顧客への効率的対応を使い分けるセグメント戦略が立案できる。計算が単純で大量データにも適用しやすいという利点がある反面、最終購買日や購買頻度を考慮しないため、高額購買1回のみの離反顧客と継続的優良顧客を区別できないという限界がある。

具体例で考えよう

通信販売会社が年間100万人の顧客を購買金額順に10万人ずつ10グループに分割したところ、デシル1(上位10%)が年間売上の45%を占めることが判明した。この結果を受けて、デシル1向けに専用カタログとポイント優遇制度を導入した。

試験対策ポイント

10等分・購買金額という定義を正確に覚える。RFM分析との比較(デシル=1指標・簡易、RFM=3指標・詳細)が頻出。「デシルが高い(数字が小さい)ほど優良顧客」という点も確認。累積構成比の計算を使った数値問題にも対応できるよう練習すること。

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