新QC7つ道具
第5章 物の管理
新QC7つ道具(N7)は、言語データ(定性データ)を整理・分析するための7つの手法です。従来のQC7つ道具が数値データを扱うのに対し、新QC7つ道具は企画・計画段階での問題解決や意思決定に活用されます。
新QC7つ道具の概要
簡単にいうと
簡単にいうと、新QC7つ道具は「言葉の情報を整理して、複雑な問題を解決するための7つのツール」です。数字ではなく言葉や概念を扱うのがポイントです。
新QC7つ道具(N7)は、以下の7つの手法から構成されます。
1. 親和図法(KJ法):混沌とした多数のアイデアや情報を、親和性(似た内容)でグループ化して整理する手法です。ブレインストーミングの結果整理などに使います。川喜田二郎氏が考案しました。
2. 連関図法:複雑に絡み合った原因と結果の関係を矢線で結んで整理する手法です。特性要因図では整理しきれない複雑な因果関係を可視化します。
3. 系統図法:目的を達成するための手段を、段階的に展開して体系的に整理する手法です。目的→手段→手段の手段…と枝分かれさせていきます。
4. アローダイアグラム法:プロジェクトの各作業の順序関係と所要時間を矢線で表し、クリティカルパス(最長経路)を求める手法です。PERT(Program Evaluation and Review Technique)とも関連します。
5. PDPC法(過程決定計画図):事前に予想されるさまざまな事態とその対策を系統的に整理し、望ましい結果に導くための手法です。リスク管理や不測の事態への備えに使います。
6. マトリックス図法:2つの要素を行と列に配置し、その交点に関係の有無や強さを記入して、多元的な関係を整理する手法です。
7. マトリックスデータ解析法:マトリックス図のデータに対して、主成分分析などの多変量解析を適用する手法です。新QC7つ道具の中で唯一、数値データを扱う手法です。
具体例
新製品の企画段階で、顧客の声(VOC)100件を親和図法で整理したところ、「使いやすさ」「デザイン」「価格」「耐久性」の4つのグループに集約されました。次に系統図法で「使いやすさ」を改善する具体的手段を展開し、マトリックス図法で各改善案と顧客ニーズの対応関係を評価しました。
試験のポイント
- ・7つの道具の名称と用途を正確に覚えましょう
- ・マトリックスデータ解析法だけが「数値データを扱う」例外であることは頻出です
- ・親和図法=KJ法であること、アローダイアグラム法はクリティカルパスと関連することを押さえましょう
- ・QC7つ道具(数値データ)との違いを明確に区別しましょう
まとめ
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