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テキスト/中小企業経営・政策/企業数・従業者数

企業数・従業者数

第1章 中小企業概論

中小企業は日本の企業数の99.7%、従業者数の約7割を占める日本経済の主役です。これほど多くの企業数・雇用を抱えているからこそ、中小企業政策の重要性があります。業種別の企業数・従業者数の順位は、中小企業全体と小規模企業で微妙に異なるため、特に「4番目の業種」が違う点(企業数:中小=製造業/小規模=不動産業)に注意が必要です。推移のデータでは「電気・ガス・熱供給・水道業だけが3時点で一貫増加」という唯一の例外も頻出です。

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企業数(2021年)

簡単にいうと

中小企業は全体の99.7%・約340万者!1番多い業種は「小売業」で、小規模企業でも同じ——でも4番目だけ違うよ。

2021年における企業数のポイントは以下のとおりです。

中小企業全体(2021年)

  • 企業数:約340万者、全企業数の99.7%(大企業はわずか0.3%)
  • 会社よりも個人事業者のほうが多い
  • 最も多い業種:「小売業」
  • 業種別(多い順):小売業 → 建設業 → 宿泊業・飲食サービス業 → 製造業

小規模企業(2021年)

  • 企業数:約290万者、全企業数の84.5%(8割強)
  • 中小企業と同様、会社よりも個人事業者のほうが多い
  • 最も多い業種:「小売業」
  • 業種別(多い順):小売業 → 建設業 → 宿泊業・飲食サービス業 → 不動産業・物品賃貸業

4番目の業種が中小企業(製造業)と小規模企業(不動産業・物品賃貸業)で異なります。不動産業は個人オーナーが多く小規模事業者の比率が高いため、小規模企業では上位に登場します。

順位
中小企業の業種(企業数)
小規模企業の業種(企業数)
1位
小売業
小売業
2位
建設業
建設業
3位
宿泊業・飲食サービス業
宿泊業・飲食サービス業
4位
製造業
不動産業・物品賃貸業

試験のポイント

  • 中小企業数:約340万者・全企業の99.7%
  • 中小企業で最も多い業種:小売業(順位:小売業→建設業→宿泊・飲食→製造業)
  • 小規模企業数:約290万者・全企業の84.5%(8割強)
  • 小規模企業で最も多い業種:小売業(順位:小売業→建設業→宿泊・飲食→不動産業・物品賃貸業
  • 4番目:中小「製造業」≠ 小規模「不動産業・物品賃貸業」(ここが頻出の違い)
  • 中小・小規模ともに会社よりも個人事業者のほうが多い
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従業者数(2021年)

簡単にいうと

従業者の約7割が中小企業に勤務!中小は「製造業」が従業者数トップ、小規模は「建設業」がトップ。構成比(その業種の中での中小比率)は「医療・福祉」がダントツ1位。

2021年における従業者数のポイントは以下のとおりです。

中小企業の従業者数

  • 3,300万人、総数の69.7%(約7割)
  • 従業者が多い業種(順):製造業 → 小売業 → 宿泊業・飲食サービス業 → 建設業
  • 構成比(その業種の従業者に占める中小企業の割合)が最も高い:医療・福祉

(医師・看護師が多い大病院が少なく、クリニック・介護施設等の中小が大半)

小規模企業の従業者数

  • 970万人、総数の20.5%(約2割)
  • 従業者が多い業種(順):建設業 → 製造業 → 小売業 → 宿泊業・飲食サービス業
  • 構成比が最も高い:建設業(個人大工・工務店が多いため)

都道府県別のポイント

  • 47都道府県で中小企業・小規模企業ともに割合が最も低い:東京都

(東京には大企業本社が集中しているため中小比率が下がる)

  • 3都市の中小企業従業者割合(低い順):東京(44.3%)< 大阪(68.5%)< 愛知(70.0%)
規模
従業者数
総数比率
従業者多い順(1位)
構成比最高業種
中小企業
約3,300万人
69.7%
製造業
医療・福祉
小規模企業
約970万人
20.5%
建設業
建設業

試験のポイント

  • 中小企業従業者:約3,300万人・総数の69.7%(約7割)
  • 中小企業従業者の多い順:製造業→小売業→宿泊・飲食→建設業
  • 中小企業の構成比最高業種:医療・福祉
  • 小規模企業従業者:約970万人・総数の20.5%(約2割)
  • 小規模企業従業者の多い順:建設業→製造業→小売業→宿泊・飲食(建設業が1位)
  • 小規模企業の構成比最高業種:建設業
  • 47都道府県で中小企業の割合が最も低い都道府県:東京都
  • 3都市の中小企業従業者割合(低い順):東京44.3%→大阪68.5%→愛知70.0%
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企業数・従業者数の推移(2012年・2016年・2021年)

簡単にいうと

企業数も従業者数も大きくは減少傾向だけど、「電気・ガス・熱供給・水道業」だけは3時点すべてで増加!これが最頻出ポイント。

2012年・2016年・2021年の3時点を比較した推移の主なポイントです。

企業数の推移

  • 中小企業・小規模企業の企業数はともに一貫して減少傾向
  • 個人事業者数も中小・小規模ともに一貫して減少
  • 会社数は2016→2021年で増加(一方、個人事業者は減少)
  • 3時点で一貫して増加している業種:「電気・ガス・熱供給・水道業」のみ(中小・小規模に共通)

(再エネ・地域エネルギー事業者の増加が背景)

  • 2016→2021年で増加した業種:情報通信業・金融業・保険業・不動産業・物品賃貸業・学術研究等

従業者数の推移

  • 非一次産業の会社全体の従業者数は一貫して増加
  • 3時点で一貫して増加している業種:「電気・ガス・熱供給・水道業」のみ(企業数と同じ)
  • 2016→2021年で増加した業種:情報通信業・金融業・保険業・不動産業・物品賃貸業・医療・福祉等

試験のポイント

  • 企業数・従業者数ともに「3時点で一貫して増加」する業種:電気・ガス・熱供給・水道業のみ(R6-2・R5-14・R2-2)
  • 中小企業・小規模企業の企業数全体:一貫して減少傾向
  • 会社数は2016→2021年で増加(個人事業者は減少)
  • 2016→2021年で増加した業種(企業数):情報通信業・金融業・保険業・不動産業・物品賃貸業・学術研究等

まとめ

内容
項目
全企業の99.7%・約340万者
中小企業の企業数割合
全企業の84.5%・約290万者
小規模企業の企業数割合
総数の69.7%(約7割)・約3,300万人
中小企業の従業者数割合
総数の20.5%(約2割)・約970万人
小規模企業の従業者数割合
電気・ガス・熱供給・水道業
3時点で一貫増加する唯一の業種

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