組織構造の動態化
組織構造論
環境変化に対応するため、硬直化した組織構造を柔軟にする「動態化」の施策を学びます。プロジェクトチーム、タスクフォース、SBUなどが代表例です。
組織構造の動態化
簡単にいうと
硬直化した組織をどうやって柔軟にするか?フラット化、プロジェクトチーム、情報活用、リエンジニアリングなどの手法があります。
ヒエラルキー構造、非人間性、縦割りの部門構造(役割分担)などによる組織の硬直化を克服するために、組織の動態化や柔軟構造化を狙ったさまざまな管理技法が工夫されてきました。その一部を取り上げます。
①組織構造のフラット化:中間管理者の階層を少なくし、ピラミッド型の組織構造をフラット化しようとするものです。柔軟かつ迅速な意思決定がしやすくなりますが、統制範囲の拡大が前提となるため、権限委譲や現場管理者の外処理能力の向上、各種支援(専門スタッフや支援情報システムの充実)が必要になります。なお、権限委譲と類似したものにエンパワーメントがあり、目標達成のために組織構成員の裁量を拡大し自律的に行動する力を与えることです。
②プロジェクトチームやマトリックス組織の導入:縦割り型の組織形態にヨコ串を入れることで、部門の垣根を越えた意思の疎通を図ります。プロジェクトチームは製品開発やシステム開発などにおいて、複数の部門から専門的な知識を有するメンバーを集めて臨時的に編成される組織です。
③情報活用の高度化による組織の動態化:現在多くの企業が組織内にLAN(Local Area Network)を張り巡らせるなど、情報活用の高度化によって組織の動態化を図っています。リエンジニアリングなどもその例です。
リエンジニアリングとは、企業の戦略に合わせて業務プロセスを抜本的に見直し、再構築することによって企業体質や構造を変革し、CS(Customer Satisfaction)の創造により新たな競争力を構築することです。リエンジニアリングでは、分析的手法であるベンチマーキングを重視します。ベンチマーキングとは、他社の優良事例を分析し自社に取り入れる手法をいいます。
具体例
大企業が中間管理職を減らしてフラット化を進めたり、部門横断的なプロジェクトチームを編成して新製品開発を行ったりするのが組織の動態化の具体例です。
試験のポイント
- ・フラット化(中間管理層の削減)、エンパワーメント(裁量の拡大)、プロジェクトチーム・タスクフォース(臨時的な部門横断組織)、リエンジニアリング(業務プロセスの抜本的見直し)、ベンチマーキング(他社優良事例の分析・取り入れ)の定義を整理しましょう
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