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テキスト/企業経営理論/グループダイナミクスとコンフリクト

グループダイナミクスとコンフリクト

組織行動論

集団の中で生じる力学(グループダイナミクス)と、組織内の対立(コンフリクト)のマネジメント方法を学びます。

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グループダイナミクスとコンフリクト

簡単にいうと

集団にはメンバーを従わせる圧力(集団凝集性)があります。また組織内では必ず対立(コンフリクト)が起きるもの。5つの対処法を知っておきましょう。

集団の凝集性とは、集団の各メンバーが互いに惹き合う程度(集団の団結の度合い)のことです。集団の中では独自の集団基準や集団規範が形成されますが、集団の凝集性が高いほど集団メンバーに対してこれらに従うよう圧力が働きます。なお、集団に対する外部からの脅威は集団の凝集性を高めます。

集団浅慮(グループシンク)とは、特に集団が外部と隔絶している場合に、集団の凝集性が高くかつストレスをもたらす要素(ストレッサー)がある場合などにおいて発生しうる、集団での意思決定がかえって短絡的になってしまう現象です。またそのような結論が極端なものになることをグループシフトといい、極端にリスクの高いものになる場合(リスキーシフト)と極端に慎重になる場合の2つがあります。

コンフリクトとは、葛藤、対立、紛争などと訳され、それは相対立する目標、態度、行動などから生まれる葛藤のことです。コンフリクトの発生要因としては、①限られた資源の配分についての合意が形成されない場合、②互いが自立性を求めたりパワーを確保しようと意図した場合、③共通目標を確立するに至らず協力関係が成立しない場合、④互いの部門が相互依存的な関係にある場合、⑤タスク不確実性が高い場合、があります。

コンフリクトへの対処は、自己主張的(自己の利益追求の度合い)と協力的(相手の利益追求を許容し協力する度合い)の2軸から、①競争、②回避、③妥協、④協調、⑤適応の5類型に分類されます。

具体例

全員一致で決めた方針が実は短絡的だった——これは集団浅慮の典型例です。外部からの批判的意見を排除してしまうことで起こります。

コンフリクト対処の5類型を示す2軸マトリックス図。横軸が協力的(低から高)、縦軸が自己主張的(低から高)で、競争・協調・妥協・回避・適応の5つの対処法が配置されている。

コンフリクト対処の5類型

試験のポイント

  • 集団凝集性、集団浅慮(グループシンク)とグループシフト(リスキーシフト含む)、コンフリクトの5つの発生要因、コンフリクトへの5つの対処法(競争・回避・妥協・協調・適応)を覚えましょう

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